書籍案内
日本語を教えることについて、現場の教師はどのような「意味世界」を持っているのか? その「意味世界」はどのように形成され、変容するのか? 日本語教師の「実践」の背景にある「意味づけの総体」を、彼女たちの「声」に耳を傾け、ライフストーリーを分析することで明らかにする。
2009年度豪日交流基金サー・ニール・カリー奨学金を受賞。これまでの研究手法では見えてこなかった、多文化主義を標榜するオーストラリアにおける言語教育政策の課題を浮き彫りにする意欲的な論考である。
《目次》
第1章 日本語教師の「意味世界」という研究課題
第2章 日本語教師の意味世界をどのように捉えるか
第3章 オーストラリアの日本語教師を取り巻く文脈
―言語教育政策・言語教育理論・日本語教育の状況の変遷
第4章 Margaret の意味世界とその形成・変容過程
第5章 Anne の意味世界とその形成・変容過程
第6章 Kate の意味世界とその形成・変容過程
第7章 海外の初等中等教育機関で教える日本語教師の意味世界と
その形成・変容過程
第8 章 日本語教師の意味世界が示唆すること
新刊 日本語教師の「意味世界」
日本語教育学の新潮流 1
日本語教師の「意味世界」
オーストラリアの子どもに教える教師たちのライフストーリー
太田裕子 著
ISBN 978-4-904595-08-4 定価4,000円+税 2010年9月30日刊行